雑司ヶ谷霊園と著名人の墓所
雑司ヶ谷霊園は都内四大霊園のひとつでホームページによれば開設は明治7年となっており、小説家などの文化人や日本の歴史を動かした著名人の墓所があちらこちらに存在します。ホームページには園内マップも用意されておりそれら著名人の墓所の位置なども記載されています。豊島区提供の園内マップも参考になります。有名な所としては、
夏目漱石 | 永井荷風 | 小泉八雲 | 泉鏡花 |
サトウハチロー | いずみたく | 竹久夢二 | 小栗上野介 |
岩瀬忠震 | ジョン万次郎 | 江戸家猫八 | 大川橋蔵 |
などの墓所があります。園内マップを見ながら歴史や文化に思いをはせながら散策するのもいいですね。
また、園内は武蔵野の面影を残した雑木林となっており、秋の紅葉・銀杏、春の新緑、冬の雪景色など、四季折々の自然を楽しめます。犬の散歩などにはうってつけのお散歩スポットです。早朝には、ラジオ体操をしている近隣グループもあります。
緑のこみちの会
霊園の生垣の管理や花の植え付けを行っている会です。活動内容はこちらのページを参照ください。活動予定日などが確認できます。
どなたでも参加できますので草花がお好きな方は参加されてみてはいかがでしょうか。
霊園の小歴史
明治初年に江戸時代の御鷹部屋跡に開設した霊園ですが、護国寺に陸軍墓地がある関係か陸軍軍人の墓所も多く見うけられます。明治・大正時代に建立された墓所などもかなりあります。中には、江戸時代後期のものもある様ですので、明治初年に正式な霊園になる前からこの一帯には墓地があったものと推察されます。
戦後、首都高速5号線の工事が開始され(護国寺-北池袋間は1969年12月に供用開始)、それに伴って現在高速道路の高架がある部分の敷地が削られました。(当時、グリーン大通りは都電[池袋~数寄屋橋間]も走っており、現在の6割くらいの広さでした。都電の廃止は1969年10月。)
その当時は霊園の周りは、現在の生垣ではなくコンクリートの万年塀で囲われており、当時近隣の子供たちにとっては野球のボールを投げて遊ぶ格好のスポットでした 😀 この万年塀は地区の防災対策の一環として、2000年(平成12)に現在の生垣に改修完了しています。